保健師女性

保健師 eye’s 2020年6月
熱中症を予防しましょう

熱中症は、いつでも、どこでも、誰にでも、起こりうる可能性があります。

今年は、新型コロナウイルスの影響で外出を自粛していることから、体が暑さに慣れていないことや、マスク着用により熱が体にこもりやすい状況になっています。こまめな水分補給と、保冷グッズを活用し体を冷やすなどの暑さ対策がより一層大切になります。
周囲の人と声をかけ合い、熱中症を予防しましょう。

【熱中症予防の5つのポイント】
①気温や湿度に注意しましょう
 最高気温が25℃を超えると熱中症が発生し、30℃を超えると熱中症で死亡する人が増えると言われています。また、気温が低くても、湿度が高いと熱中症への危険が高くなります。
 (例)気温25℃以下でも湿度が80%以上になるときは要注意です。

②水分をしっかり補給しましょう
 「のどが渇く前」に「こまめ」に飲むのがポイントです。特に、多量に汗をかくときは「30分に1回」の塩分を含んだ給水をお勧めします。

③体調に気を配りましょう
 めまい、吐き気、頭痛など、何かおかしいと感じたら熱中症のサインです。
 涼しい所に移動して体を冷やし、水分補給と休息をとりましょう。特に体が暑さに慣れていない場合や肥満の人は注意が必要です。

④日頃から丈夫な体をつくりましょう
 一日3回の食事に含まれる、水分、塩分、栄養分が大切です。また、睡眠不足は熱中症のリスクになります。睡眠をしっかりとりましょう。

⑤みんなで声をかけ合いましょう
 熱中症のサインを感じたら声をかけ合いましょう。また、体調不良を言い出しやすい雰囲気づくりも大切です。

<参考サイト>
熱中症を防ごう(厚生労働省)